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高性能車用ブレーキ

akebonoは高性能車用としてオポーズドタイプ10ポットブレーキキャリパーや6ポットブレーキキャリパーを開発・供給しています。これらのブレーキは、欧州自動車メーカーの高性能量販車に採用されています。

オポーズドタイプ10ポットブレーキキャリパー

akebonoは高性能車用としてオポーズドタイプ10ポットブレーキキャリパーや6ポットブレーキキャリパーを開発・供給しています。これらのブレーキは、欧州自動車メーカーの高性能量販車に採用されています。

高性能車用に多く用いられるオポーズドタイプディスクブレーキは、ディスクローターの両側にピストンを持つタイプのディスクブレーキキャリパーで、対向ピストン型とも呼ばれています。オポーズドタイプには、安定した制動力と高いコントロール性を持つといった特徴があります。

  • 10ポットブレーキキャリパー

    10ポットブレーキキャリパー

  • 6ポットブレーキキャリパー

    6ポットブレーキキャリパー

オポーズドタイプ6ポットブレーキキャリパーは、片側に3個ずつ、計6個のピストンを持ち、高いブレーキ性能が要求される高性能SUVやスポーツカーに採用されています。

さらに、akebonoが量産用として開発・供給している10ポットブレーキキャリパーは、片側に5個ずつ、計10個のピストンを持ち、大型のSUVクラスを適応車両としています。大型SUVのブレーキは、高負荷のブレーキエネルギーを受けるため、面積の大きなブレーキパッドが使用されます。そのことから、安定した制動を実現するためにオポーズドタイプの10ポットブレーキキャリパーが採用されました。

これらのブレーキキャリパーには、akebonoが2002年からスタートした、さまざまなモータースポーツ活動によって培ったブレーキ技術のノウハウが結集されています。2007年から供給を開始した、モータースポーツの最高峰であるF1用ブレーキ開発で培った高い制動性能、軽量化・高剛性の技術に加え、量販車用ブレーキ開発で培った低ノイズ性能や低引きずり性能の技術を融合しています。これらの技術の融合により、akebonoの高性能車用ブレーキは、超高速、高負荷、高温制動時のブレーキ性能と、高価格車両としての快適性、低ノイズの実現といった特性を併せ持っています。

akebonoは高品質への徹底したこだわりをもって、今後も高性能ブレーキビジネスの拡大を図っていきます。

  • 10ポットブレーキキャリパー

    10ポットブレーキキャリパー

  • 6ポットブレーキキャリパー

    6ポットブレーキキャリパー

高性能量販車用ブレーキ

高性能量販車用10ポットブレーキキャリパー

高性能量販車用
10ポットブレーキキャリパー

適応車両

車両重量 2,310kg
排気量 4,806cc
最高速 284km/h
最高出力 419kW/570PS@6000rpm
0-100km/h 4.1秒
高性能量販車用6ポットブレーキキャリパー

高性能量販車用
6ポットブレーキキャリパー

適応車両

車両重量 2,360kg
排気量 5,998cc
最高速 319km/h
最高出力 434kW/590PS@6000rpm
0-100km/h 4.5秒
高性能量販車用6ポットブレーキキャリパー

高性能量販車用
6ポットブレーキキャリパー

適応車両

車両重量 2,360kg
排気量 2,994cc
最高速 250km/h
最高出力 260kW/354PS@6000rpm
0-100km/h 5.4秒
高性能ブレーキ年表1
高性能ブレーキ年表2
高性能ブレーキ年表3
高性能ブレーキ年表4
高性能ブレーキ年表5
高性能ブレーキ年表6
高性能ブレーキ年表7
高性能ブレーキ年表8
「日本機械学会賞(技術)」を受賞したブレーキ開発

日本機械学会賞(技術)」を受賞したブレーキ開発図

日本機械学会賞(技術)」を受賞したブレーキ開発図

akebonoの高性能車用ブレーキを開発する技術、またそれを量産化する技術は、一般社団法人日本機械学会「日本機械学会賞(技術)」を受賞しました。受賞したのは、最高速度350km/hを超える、マクラーレンの超高性能ロードカー『P1™』に搭載されているブレーキシステムです。

日本機械学会賞は、日本の機械工学と工業の発展を奨励することを目的として1958年に設けられ、毎年優れた論文、技術、製品が表彰されています。akebonoは、「市販ロードカー用高性能自動車ブレーキの開発と量産化」で、2015年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞しました。1982年には、「乗用車用新形ディスクブレーキの開発」で、自動車部品業界で初めて日本機械学会賞を受賞しており、これが2回目の受賞です。

自動車用ブレーキには、より高い効きと安定性という安全面と、ブレーキ鳴きや振動削減といった快適性、さらに燃費性能向上に向けた軽量化が求められます。この要求は、車両の高性能化とともに、年々高まっています。受賞したブレーキは、高速・高温域での安定した制動性能と軽量化が必要とされる、最高速度350km/h超の高性能市販ロードカー用に開発したものです。独自の耐熱カーボン系潤滑剤を導入し、耐熱性を格段に向上させたブレーキパッドや新型カーボンセラミックディスクを開発することによって、極限までの小型化による大幅な軽量化を図るとともに、市街地走行での快適性をも兼ね備えています。受賞にあたっては、この高性能ブレーキの量産化の実現も評価されました。

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