生産段階での取り組み
CO2排出量削減に向けた取り組み
曙ブレーキグループは、2007年度より省エネルギー・CO2削減プロジェクトを推進しており、CO2排出量削減につながる生産工程の改善や省エネルギー活動を各拠点において実施しています。
2021年からは、生産部門長はじめ関連部署メンバーが参加する活動状況共有・確認会を各生産拠点の生産現場において毎月実施しております。その場での省エネルギー・CO2排出量削減の取り組み状況共有および確認を実施し、全社での効率的な取り組みにつなげています。
2025年度のグローバルでのCO2排出量は、生産工程の寄せ止めや待機電力削減活動により前年度比約5千t減の14万5千t-CO2となりました。
2025年度、山形製造ではオフサイトPPA契約により太陽光発電電力を調達し、CO2排出量を年間で344t削減しました。
次年度以降もCO2排出量削減に向けた取り組みを継続してまいります。
CO2排出量と売上高あたりのCO2排出量の推移(グローバル)
水使用量と売上高あたりの水使用量の推移(グローバル)
2025年度排出物の内訳(国内主要拠点)

2025年度国内主要拠点の排出物の発生量とリサイクル率
国内主要拠点の排出物の総発生量と売上高あたりの総発生量
- ※ 総発生量には有価金属等の有価物を含みます。
SQDCE*1向上活動・足元がため活動
2019年度から取り組んでいる、安全と品質を確保しながら納期厳守や原価低減に向けて活動するSQDC活動に、2022年度から「E:環境」を追加してSQDCE向上活動とし、SDGsやカーボンニュートラルなどの環境面の活動にも力を入れています。各拠点では5ゲン主義に基づき、「C:コスト」につなげる活動のひとつとしてフォロー会を毎月行っています。フォロー会には他部門の社員も参加し、現場の困りごとを共有、生産部門だけでは解決しない案件を協力して進めることにより全社での改善活動となっています。一連のプロセスを通して問題解決ができ、また、ボトムアップで業務を遂行できる人財を育成することも活動の狙いのひとつです。
さらに2025年度から生産基盤の再構築とし、現場力向上を目的とした製造現場の足元がため活動を進めています。5S*2活動から全員参加で『やるべきこと』 『守るべきこと』の徹底で安全で働きやすく効率的な職場づくり、現場ファーストの安全文化と風土の構築に取り組みます。
- *1 SQDCE:Safety(安全)、Quality(品質)、Delivery(納期)、Cost(コスト)、Environment(環境)
- *2 5S:整理・整頓・清掃・清潔・躾
排水処理システムの導入・強化
曙ブレーキグループでは、排水処理システムの導入および強化を通じて、環境に配慮した生産活動を推進しています。
2020年度には広州において、排水ステーションを導入し、厳格な排水基準をクリアするとともに、EIA(環境影響評価機関)による認証を取得しました。
また、2021年度には排水出口にオンライン水質監視システムを導入し、さらなる環境管理の強化に努めています。
同様に2020年度、蘇州では排水処理管理の強化策として、水質自動測定器およびオンライン排水測定システムを導入しました。
さらに2021年度には、排水真空蒸発乾燥装置の設置や水質調整槽の改修を行い、法令を上回る自主基準に基づく管理を実施しています。
人・モノを含めたサスティナビリティを考慮した生産ラインの構築
生産技術部署では、生産設備および治工具の設計・開発において、以下の3つ方針に基づき取り組みを推進しております。
- 環境負荷低減(省エネルギー化)
- 材料歩留まりの向上
- 再利用可能な設計
【主な取り組み内容】
自働化による省人化
生産ラインの自働化推進に注力しています。将来の人財不足を見据えるとともに、省人による照明や冷暖房等のエネルギー使用量削減に貢献しています。
歩留りの良い生産ライン設計
CAEの活用により、加工工程や鋳造工程の材料歩留まり向上に取り組んでいます。また、不良品を造らない、高可動率ラインを構築することでエネルギー使用量削減に取り組んでいます。
直近では、工程を集約することによりエネルギー削減、CO2排出量の削減を実現する生産ラインに取り組んでいます。
その他の活動
- アクチュエータ類の電動化や高効率機器、高断熱材の採用によりエネルギー使用量の削減をしています。
- 重量物を運ぶ、持ち上げる、移動させるといった作業は、可能な限りロボットや自動化された設備に置き換え作業者の負荷軽減をしています。







