1. Home > 
  2. 製品・技術 > 
  3. 製品 > 
  4. センサー製品 > 
  5. インフラ(土木・建築)用 > 
  6. 長周期地震動用感震器

製品・技術 メニュー

長周期地震動用感震器

長周期地震動用感震器
長周期地震動用感震器

長周期地震動用感震器は、マイクロマシニング(半導体微細加工)技術による自動車用の静電容量型加速度センサーを利用し地盤面の振動を検知するもので、振動のなかでも周期の長い揺れ(長周期地震動)を検知することができます。

長周期地震動は数秒から十数秒の周期で非常にゆっくりと揺れ、石油タンクや高層建物などがこの揺れに共振し大きく揺れることによって大きな被害を引き起こす恐れがあります。このような長周期地震動を検知することができる「感震器」により、石油タンク、高速道路や鉄道の長大橋梁、超高層ビルのエレベーターなどの地震被害防止に貢献することができます。

本システムは、地震発生時の地震加速度波形を演算処理することによって得られた長周期SI値または加速度値が設定閾値を超えた場合に、表示・操作部ユニットでブザーおよびランプによる警報を発報し、外部機器に対して接点信号を出力します。

特徴

  1. 自動車向けに実績(高品質、高信頼性)のある加速度センサーを使用
  2. データ転送にCAN通信を使用することでノイズに強く、長い設置用ケーブルにも適応
  3. CAN通信を使用することでの配線の簡略化
  4. 振動検出系を2系統構造にして、相互監視による信頼性を向上
  5. パソコンと接続し設定値を変更、波形データのリアルタイム表示・収録が可能
  6. 衝撃振動判別ロジックにより、地震以外での誤警報を防止

仕様

項目 仕様
振動検出軸 水平2方向
加速度センサー
(静電容量式)
測定範囲:2000gal
電圧感度:1mV/gal
応答周波数:DC~30Hz(-3dB)
データ転送方法 CAN(Controller Area Network)通信
地震波形記録 5分間のデータを5回分
記録データ形式:CSV形式
日付機能 内蔵時計 年/月/日/時/分/秒
入出力 無電圧接点信号(各1個)
電源 AC100V±10% 50/60Hz ※システムはDC12Vで駆動
使用温度範囲 -10~50℃
寸法(突起物含まず)、重量 センサーユニット:140×82.2×100(W×H×Dmm)、約1.1Kg
本体部ユニット:410×90×75(W×H×Dmm)、約2.2Kg
表示・操作部ユニット:445×75×50(W×H×Dmm)、約1.1Kg

関連コンテンツ

ブレーキの仕組み
akebonoをご紹介します
AKEBONO REPORT 2015
用語集