2012年12月20日
曙ブレーキ、グローバル研修センター「Ai-Village」(アイヴィラージュ)竣工式を開催
曙ブレーキ工業株式会社(代表取締役社長:信元久隆 本店:東京都中央区 本社:埼玉県羽生市)は、12月19日(水)、本社があるAi-City地区にグローバル研修センター「Ai-Village」(アイヴィラージュ)を竣工しました。
11時から執り行われた神事には、当社社長の信元久隆をはじめ、関係者約50名、その後の竣工式レセプションには約70名が出席。埼玉県広畑副知事や産業労働部立川副部長、羽生市河田市長など多くの来賓を迎えました。レセプションでの信元の挨拶要旨は以下の通りです。
「2010年にボッシュの北米ブレーキ事業を譲り受け、現在曙ブレーキグループの売上、並びに社員数の内、約6割が海外となっています。また、本年はベトナムで、来年にはメキシコで新工場が稼動し、今後、欧州の体制を強化していく中で、その比率はさらに高まっていきます。私共は急激に拡大するグローバル化に挑戦するため「真のグローバリゼーション」を目指して、国籍、言語、教育、習慣など、さまざまな価値観を持った社員がお互いの違いを認め良さを融合させることで、唯一無二のakebonoを創り上げ、世界中のお客様のニーズに対応していきます。グループがひとつになる言葉として「One Goal, One Team, One akebono」を掲げており、各国の社員の知識・経験を共有し、グループ内の人財が交流することによって新たな価値を創造する、そして「One Team」になる場として「Ai-Village」を新設しました。今後は、この施設を最大活用し、グローバルカンパニーとしてふさわしい人財の創出を進めていきます。」
「Ai-City」には本社機能のほかに「モノづくりセンター」「ブレーキ博物館(Ai-Museum)」などの施設を有しており、「Ai-Village」新設によって、人財育成の機能をさらに充実し、グローバルで活躍できる人財を創出し、中長期にわたる人的基盤を強化していきます。名称の「Ai」には「Akebono Innovation(曙の改革)」、埼玉県羽生市は武州藍染の町であることより「藍」の意味を込めています。「Village」はAi-City地区の一番端に立地していることからひとつの村をイメージし、フランス語発音で「ヴィラージュ」と読みます。
<「Ai-Village」の主な設備>
- 研修内容によりスペース可変可能な大・中・小研修室
- 大学の講義室をイメージしたプレゼンルーム
- 語学専用研修室
- コミュニケーションを活性化するためのラウンジ、緑化スペース
- 中長期研修者用向けの宿泊機能(56部屋)
- 食文化を通じて文化の違いを体験するための厨房機能
- e-ラーニングなど自主学習のためのライブラリー
- 国内外拠点とのネットワーク強化のためのTV会議システム常態接続
環境への取り組み
- 敷地全体を活かした緑化活動に努め、敷地の約30%を緑地として確保
- 自然エネルギーの活用(太陽光発電システムや太陽熱温水器、自然採光を利用した省エネ)
- 地域の生物多様性への取り組み(水生植物のムジナモや蛍の育成)を推進
BCP対策
- 施設耐震強度を基準の1.5倍化
- 災害時緊急避難所として、備蓄庫の設置
- 停電時の電力供給システム搭載
<施設概要>
建物名称 | Ai-Village |
建設予定地 | 埼玉県羽生市東5丁目 |
敷地面積 | 約9,500m2 |
延床面積 | 約4,270m2 |
構造 | 地上2階鉄骨造り |
設計 | 株式会社プランテック総合計画事務所 |
施工 | 北野建設株式会社 |
着工 | 2012年5月13日 |
竣工 | 2012年12月19日 |
投資総額 | 約17億円 |
神事
「Ai-Village」外観
プレゼンルーム
ラウンジ