2016年03月14日
曙ブレーキ工業のセンサー製品、国土交通省 新技術情報提供システムNETISに登録
曙ブレーキ工業株式会社(代表取締役社長:信元久隆 本店:東京都中央区 本社:埼玉県羽生市)は、当社が開発した「IT地表傾斜計測システム」が国土交通省の運用するデータベースシステム「NETIS*1」に登録されたことをお知らせします。
IT地表傾斜計測システムは、重力加速度を測定することにより地表の変位や角度を計測するシステムです。
地表の変位や角度を計測するには地表に複数のIT地表傾斜計を設置します。従来型では複数のIT地表傾斜計から出る複数のケーブルを全てデータロガーに接続する必要がありました。新システムではCAN通信*2を利用することで、複数のケーブルを1本にまとめてデータロガーに接続することで同じ機能を発揮できるようにしました。
新システムでは、
・データロガーに1本のケーブルを接続するだけなので作業が容易
・1本のケーブルで最大50個まで接続可能
というメリットがあります。
<新システムの接続方法>
<従来接続方法>

IT地表傾斜計
新技術名称: IT地表傾斜計測システム
NETIS登録番号: QS-150031-A
*1:国土交通省が、新技術活用のため、新技術に関わる情報の共有および提供を目的として整備した新技術情報提供システム(New Technology Information System: NETIS)
*2:データ通信ネットワークの名称(Controller Area Network: CAN)
曙ブレーキ工業では高い摩擦材技術とセンサー技術を生かしてインフラ&モビリティの発展に貢献する技術を今後も開発していきます。
- 曙ブレーキ工業のセンサー製品、国土交通省 新技術情報提供システムNETISに登録(PDF 177 KB)