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2016年04月25日

曙ブレーキ工業の地中用差動型傾斜計、国土交通省 新技術情報提供システムNETISに登録 ― 曙ブレーキ工業センサー製品として3件目の登録 ―

曙ブレーキ工業株式会社(代表取締役社長:信元久隆 本店:東京都中央区 本社:埼玉県羽生市)は、「差動型傾斜計」が国土交通省の運用するデータベースシステム「NETIS*1」に登録されたことをお知らせします。

差動型傾斜計は、同傾斜計が傾いた際の重力加速度の変化を測定することにより地中の変位や角度を計測するシステムです。

当社従来品に対してセンサーエレメントを2つ持つ差動型に変更することにより耐ノイズ性、温度安定性、長期使用時のデータ安定性などのセンサー性能向上を実現いたしました。よって高度な計測精度を求められる地すべりの計測が可能となります。

地中の変位や角度を計測するには地中垂直方向に複数のIT傾斜計を設置します(最深で約50m)。他社システムでは複数の傾斜計から出る複数のケーブルを全てデータロガーに接続する必要がありました。今回登録されたシステムではCAN通信*2を利用することで、複数のケーブルを1本にまとめてデータロガーに接続することで同じ機能を発揮できるようにしました。

<差動型傾斜計の接続方法>

差動型傾斜計の接続方法

<地表用計測システムの接続方法(既登録済みシステム)>

地表用計測システムの接続方法(既登録済みシステム)

新技術名称: 差動型傾斜計
NETIS登録番号: KTK-150012-A

*1:国土交通省が、新技術活用のため、新技術に関わる情報の共有および提供を目的として整備した新技術情報提供システム(New Technology Information System: NETIS)
*2:データ通信ネットワークの名称(Controller Area Network: CAN)

曙ブレーキ工業では高い摩擦材技術とセンサー技術を生かしてインフラ&モビリティの発展に貢献する技術を今後も開発していきます。