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対処すべき課題

2014年から発生した北米事業の生産混乱への対策、完成車メーカーによるグローバルでのプラットフォーム共通化への取組み、技術の差別化によるハイパフォーマンスブレーキ(高性能量販車用ブレーキ)ビジネスの確立といった諸課題につきましては、2018年度を最終年度とする新中期経営計画「akebono New Frontier 30 - 2016」(以下、aNF30-2016)の初年度として諸施策を講じた結果、一定の成果を上げることができました。

曙ブレーキグループの長期目標であるGlobal30(OEMディスクブレーキパッド世界シェア30%の獲得)の達成に向け、aNF30-2016は「北米事業の立て直し」、「製品別事業部制への移行によるグローバルネットワークの確立」及び「ハイパフォーマンスブレーキ(高性能量販車用ブレーキ)ビジネスの拡大と欧州事業の新築」を目標に掲げ、これらを達成することにより「健全な財務体質への回復」を実現し、持続的な成長へと繋げる計画です。

北米事業の立て直し

2014年年央から発生した生産混乱に起因したエキストラコストの影響で、2015年度は北米事業において大幅な赤字の計上を余儀なくされました。当社は、この問題の解決を当社グループの最優先課題として捉え、早期の事業基盤再建に向けた抜本的な改革を実行中であります。現時点、計画していた北米事業の立て直しのための諸施策(マネジメント体制の強化、販売管理費・間接費コストの削減、収益性改善)の成果が計画以上の早いスピードで実現しており、2017年度以降の黒字化の目途もつきました。引き続きオペレーションの改善と効率化を通じた生産の安定化に努め、一刻も早い目標実現を目指してまいります。

製品別事業部制への移行によるグローバルネットワークの確立

ビジネスの多様化が進む中、日本・北米・欧州・アジアの各地域の連携を深め、グローバルでの競争力を更に強化することを目的に、5つの製品別のビジネスユニットを発足させました。新しい体制への移行を新中期経営計画最終年度(2019年3月末)までに完了させる計画です。事業部ごとの課題の抽出と仕組みの構築を加速させ、製品ごとの収益性を向上させるとともにさらなる競争力の強化を図り、早期のグローバルネットワークの確立を目指してまいります。

ビジネスユニット(BU) 発足 対象製品
HP BU 平成28年1月 (高性能量販車向け)ディスクブレーキ、パッド
Foundation BU 平成28年1月 ディスクブレーキ、ドラムブレーキなどメカ部品
インフラ&モビリティシステム BU 平成28年4月 産業機械用製品、鉄道車両用製品、センサー製品
Friction Material BU 平成28年10月 ブレーキパッド、ライニングなどの摩擦材製品
補修品 BU 平成28年10月 補修用製品

ハイパフォーマンスブレーキ(高性能量販車用ブレーキ)ビジネスの拡大と欧州事業の新築

ハイパフォーマンスブレーキビジネスについては、計画通り順調に進行中です。摩擦材も含め、当社製品に対する需要は高まりつつあります。ハイパフォーマンスブレーキキャリパー事業については、米国サウスカロライナ州コロンビア工場からスロバキア工場への生産移管により生産効率の向上を目指してまいります。

健全な財務体質への回復

北米事業の立て直しのための各施策は、計画を上回る早いペースで成果が実現し、初年度の収益は計画以上に改善することができました。

引き続き北米事業の2017年度以降の黒字化に向けた事業基盤再建による収益性の改善を進め、徹底したコスト管理による不採算案件の是正により収益力を向上させ、有利子負債の削減を推進すること等により健全な財務体質への回復を進め、持続的成長に繋げてまいります。

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