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2016年03月02日

曙ブレーキ、福島製造「桃苑寮」の竣工式を実施

曙ブレーキ工業株式会社(代表取締役社長:信元久隆 本店:東京都中央区 本社:埼玉県羽生市)は、3月1日、グループ会社である曙ブレーキ福島製造株式会社(以下、福島製造)の女子寮「桃苑寮(とうえんりょう)」の竣工式を実施いたしました。

曙ブレーキでは、女性の社会進出を支援するために、1965年より就職進学制度を導入してきました。桃苑寮は福島製造が稼動した1971年に、3年間働きながら学校に通い学ぶ勤労学生(保育士免許取得を目指すことから「保専生」と呼ぶ)を支援するために建てた寮で、この度、老朽化のために新築することにしました。

9時30分から諏訪神社宮司によって執り行われた神事には、当社から社長の信元、副社長の荻野をはじめ役員および社員、施工関係からは株式会社亀岡工務店の亀岡社長、株式会社プランテック総合計画事務所の大江会長ら約30名が出席しました。

神事の最後に、曙ブレーキグループを代表して社長の信元が次のように挨拶しました。 「桃苑寮の寮生は大切な財産としての人、"人財"であり、その人財から我々社員はいろいろなことを教わっています。ですから寮生をケアするということは我々もケアされていくということです。曙ブレーキグループはいまグローバリゼーションの中で大きな挑戦を続けていますが、大切な核となるのはやはり人財です。価値観の違う社員が同じ方向に向かうのは難しいことですが、グループ全体で人財をどう育ていくか考え、実践していくことで難局を乗り切っていかなければなりません。桃苑寮を新築しましたが、寮生が自分たちで過ごしやすい環境をつくっていかない限り、単に建屋が新しくなったに過ぎず実を結びません。この寮で育っていく中で、自分たちの"ふるさと"のひとつになるような場にしていってください。」

神事の後、雪が舞う中でテープカット、竣工記念植樹が行われ、11時30分からは福島製造地元の桑折町高橋町長や保専生が通う福島学院大学菅野理事長ら来賓が出席し、内覧会、竣工式レセプションを開催しました。レセプションでは、副社長の荻野が次のように挨拶しました。 「工事現場の監督は女性であり、女性のための寮を女性が中心になって造り上げたことは意義あることと思っています。安倍政権は一億総活躍社会を掲げており、その中心は女性の社会進出ですが、曙ブレーキグループでは約50年前から女性の社会進出を支援してきました。福島製造では工場が操業した1971年から保専生制度を始め、45年の歳月が流れ、この桃苑寮から約1,580名が立派な社会人として巣立ち、社会に貢献しています。保専生は、福島製造はもとより曙ブレーキグループにとって大切な人財であるとともに、日本にとっても大切な人財であると言えます。寮生にはぜひこの新桃苑寮で立派に育ち、先輩たち以上に社会に貢献できる人財になることを祈念しています。」

<施設概要>

建設名称: 桃苑寮
建設地: 福島県伊達郡桑折町大字成田字新宿10番地 曙ブレーキ福島製造内
敷地面積: 2,192m2
延床面積: 1,249m2
構造: 地上2階木造(環境を考慮し福島の木材を使用した他、日中は自然光で過ごせるようトップライト採用、地盤には天然石を砕いたエコ地盤採用)
入寮可能人数: 60名
施工: 株式会社亀岡工務店(本社:福島県福島市)
監修: 株式会社プランテック総合計画事務所
着工: 2015年7月
竣工: 2016年3月
投資額: 約3億円

神事の様子

テープカットの様子

「桃苑寮」外観

「桃苑寮」内観