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ドラムブレーキ

図:ドラムブレーキ

車輪とともに回転するドラムの内側に、ライニング(摩擦材)を張ったシューを、油圧ピストンの力で押しつけることによって摩擦力を発生し、その摩擦力(運動エネルギー)を熱エネルギーに変換して制動させるブレーキシステムです。

ドラムの回転力がシューを押し広げる力を助ける方向に働き、より大きな力がライニングに加わるドラムブレーキは、ディスクブレーキに比べ強い制動力を発揮します。一方でブレーキが熱をもちやすいという面もあるため、その熱をいかに効率良く大気中に発散させるかが重要となります。

リーディングトレーリングタイプ ドラムブレーキ

写真:リーディングトレーリングタイプ ドラムブレーキ

ブレーキシューをドラムの回転方向に押しつけるものをリーディングシューといいますが、リーディングシューとトレーリング(二次)シューをひとつのドラム内に組み合わせたタイプのドラムブレーキです。前進時と後進時の制動力の差が出ないので、安定したブレーキ力が得られます。一般に、乗用車のリアブレーキに使用されています。

ツーリーディングタイプ ドラムブレーキ

写真:ツーリーディングタイプ ドラムブレーキ

ひとつのドラムに、リーディングシュー(ブレーキシューをドラムの回転方向に押しつけるもの)を2個組み込んだタイプのドラムブレーキです。構造上、2つのホイールシリンダ-をもちます。前進時には、両方のシューがリーディングシューとして働き、強力な制動力を発揮します。強い制動力を必要とする、トラックなどの商用車に使用されています。

デュオサーボタイプ ドラムブレーキ

ツーリーディングタイプの改良版ともいえるタイプで、2つのブレーキシューをリンクでつないだ構造です。

プライマリー(一次)側のリーディングシューが、ホイールシリンダーによってドラムに押しつけられると、そのドラムと一緒に回ろうとする力が、トレーリング(二次)側のリーディングシューを押して制動力を得ます。前進時と後進時の両方で、強力な制動力を発揮するドラムブレーキです。特に大きな制動力を必要とする商用車に使用されます。

主要構成部品

リーディングトレーリングタイプ ドラムブレーキの主要構成部品